健康生活の知恵袋
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「モーテンキンピ液」の効果・効能と用法・分量

みずむし・たむし類は,かびの一種である白癬菌によって起こる寄生性皮膚病で,強いかゆみを伴います。この白癬菌は,皮膚の表皮の角質層に寄生しますので,その治療には抗白癬菌作用を有する薬剤を角質層にまで浸透させることが必要です。また,これらの皮膚病は,強いかゆみを伴いますので患部をかいたりして悪化させないようにかゆみをしずめることも大切です。
本剤は,生薬由来の抗白癬菌作用を有する木槿皮チンキに加えて殺菌・消毒作用のある安息香酸及び薬剤の角質層への浸透性をよくする角質軟化作用を有するサリチル酸が配合され,みずむし,たむしなどに優れた治療効果があります。また鎮痒剤としてクロタミトンが配合され,不快なかゆみを速やかにしずめます。

効能・効果

みずむし,いんきんたむし,ぜにたむし

用法・用量

1日数回,適量を患部に塗布してください。

成分分量

木槿皮チンキ: 10.0mL
サリチル酸: 8.0g
安息香酸: 6.0g
クロタミトン: 5.0g

使用上の注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
次の部位には使用しないでください
(1)目や目の周囲,粘膜(例えば,口腔,鼻腔,膣等),陰のう,外陰部等。
(2)湿疹。
(3)湿潤,ただれ,亀裂や外傷のひどい患部。
■相談すること
1.次の人は使用前に医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)乳幼児。
(3)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(4)患部が顔面又は広範囲の人。
(5)患部が化膿している人。
(6)「湿疹」か「みずむし,いんきんたむし,ぜにたむし」かがはっきりしない人。
(陰のうにかゆみ・ただれ等の症状がある場合は,湿疹等他の原因による場合が多い。)

2.使用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに使用を中止し,この説明文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください
[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ,かぶれ,はれ,刺激感,熱感,乾燥感,ヒリヒリ感

3.2週間位使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し,この説明文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください