健康生活の知恵袋
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「ヘヤーグロン」の効果・効能と用法・分量

本剤は,有効成分として男性ホルモンであるテストステロンを配合した医薬品です。
テストステロンの分泌は,男性の場合,一般的に第二次性徴期から急上昇した後,30歳頃まで旺盛ですが,その後は加齢とともに衰えて,40歳代後半から顕著に減少します。男性更年期や初老期のうつなど,性機能の衰えに代表される諸症状の発現は,この頃から多くなります。また,加齢が原因だけでなく,ストレスなどが原因で急激に分泌が衰えることもあります。
本剤は,男性ホルモンの分泌不足を皮ふから補充して,分泌不足にともなう諸症状の改善が期待できる塗り薬です。

効能・効果

男性ホルモン分泌不足による性器の神経衰弱の諸症即わち勃起力減退,早漏,陰萎,性欲欠乏,性感減退,遺精,睾丸欠落症,先天性睾丸発育不全,脳下垂体性腺ホルモンが無効の潜伏睾丸,女性恥部無毛症,乳汁の分泌抑制。

用法・用量

適当量を局所に塗擦する。

【詳しいご使用方法(推奨)】
◯男性
チューブから指先に取り出す長さ:7mm/回
用法:2回/日(朝・晩)
症状改善後は1回/日
塗布部:陰のう、あご下又は腹部等
全体によくすり込んでください。

◯女性
チューブから指先に取り出す長さ:2mm/回
用法:1回/日
塗布部:患部
膣粘膜への塗布を避けてください。

成分分量

テストステロン: 1g

使用上の注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
1.次の人は使用しないでください。
(1)本剤の成分又は本剤に対しアレルギー症状を起こしたことがある人
(2)ご使用前に本剤をチューブから5mm程度出し、内股などの皮膚のうすい所にすり込んで、翌日中に薬疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれなどの症状が現れた人
(3)アンドロゲン依存性腫瘍[例えば前立腺腫瘍、乳腫瘍(悪性)]及びその疑いのある人
(4)妊婦または妊娠している可能性のある女性、授乳中の人
(5)小児(医師の判断に従うこと)
(6)排尿困難を伴う前立腺肥大のある人
(7)前立腺検査※の結果、前立腺特異抗原(PSA)の値が2.0ng/mL以上の人(医師の判断に従うこと)
※本剤の有効成分(テストステロン)は前立腺腫瘍を進行させるおそれがあります。
a)特に50歳以上の男性は前立腺腫瘍の罹患率が高まるため、本剤のご使用前に前立腺検査を受ける必要があります。
b)継続的にご使用の人は定期的な検査を受ける必要があります。
c)検査の結果、異常があった場合には直ちに本剤のご使用を中止して、医師又は薬剤師に相談してください。
(8)睡眠時無呼吸症候群である人
2.次の部位には使用しないでください。
(1)目や目の周囲、粘膜(口腔、鼻孔等)
(2)陰茎部先端(尿道口)
(3)外傷、炎症、湿疹、ただれ、化膿などのある部位
3.本剤を使用している間は、次の医薬品を使用しないでください。
男性ホルモンを含んだ医薬品
4.使用者以外へ付着させないでください。
(1)ご使用後は石鹸とぬるま湯で手を十分に洗ってください。
(2)本剤を使用者以外の人に付着させないように注意してください。付着した場合は直ちに洗い流してください。
(3)塗布部が他の人と接触する可能性があるときは、塗布部を石鹸とぬるま湯で十分に洗い流してください。
■相談すること
1.次の人はご使用前に医師または薬剤師に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人
(2)前立腺肥大ではあるが、排尿困難を伴わない人
(3)薬や化粧品によりアレルギー症状(発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、水疱など)を起こしたことがある人
(4)本人または家族がアレルギー体質の人
(5)重度の心臓病、腎臓病、肝臓病、高血圧またはその既往歴のある人
2.使用後、次の症状があらわれた場合は、副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談してください。
[関係部位:症状]
皮ふ:発疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれ、水疱、にきび
3.1ヶ月程度使用しても症状の改善がみられない場合は、この文書を持って医師または薬剤師に相談してください。
4.月経異常、あるいは変声等の男性化の兆候がみられた場合は、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談してください。
5.誤った使い方をしてしまった場合は、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談してください。