健康生活の知恵袋
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「ヂナンコーハイ」の効果・効能と用法・分量

抗炎症作用の顕著なプレドニゾロン酢酸エステルを始め,有効成分を軟膏状にして,使いやすい注入式容器に入れた痔疾用薬です。
痛み:局所麻酔作用のあるリドカインで痛みを鎮めます。
出血:エフェドリン塩酸塩で出血を止め,酸化亜鉛で患部を保護します。
はれ・かゆみ:抗炎症作用のあるプレドニゾロン酢酸エステルで,はれ,かゆみを抑えます。
●ご使用の前に入浴又はぬるま湯を用い,ガーゼなどで患部をきれいにしますと,一層効果的です。
●排便時の痛みが激しい時は,1時間ほど前に注入しておきますと,排便時の痛みをやわらげ,便の通りをよくします。
■特長
効きめが速い:軟膏状の薬剤が直接患部にとどき,効きめが速くあらわれます。
2通りの使い方:患部が肛門内部(内痔)の場合は注入してください。
患部が肛門外部(外痔)の場合は塗布してください。
衛生的:注入部が細く,スムーズに手を汚さずに自分で注入できます。

効能・効果

きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血の緩和

用法・用量

成人(15歳以上)1日1〜2回,朝・就寝前・排便後等に患部を清潔にした後,1回1個,肛門部に挿入し,全量を注入する。又は,適量を肛門部に塗布する。なお,一度塗布に使用したものは,注入には使用しないこと。

成分分量

プレドニゾロン酢酸エステル: 1mg
リドカイン: 37.5mg
エフェドリン塩酸塩: 12.5mg
酸化亜鉛: 150mg
l-メントール: 7.5mg

使用上の注意

■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用・事故が起こりやすくなる)
1.次の人は使用しないこと
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)患部が化膿している人。
2.長期連用しないこと
■相談すること
1.次の人は使用前に医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)授乳中の人。
(4)高齢者。
(5)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(6)次の診断を受けた人。高血圧,心臓病,糖尿病,甲状腺機能障害
2.使用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので,直ちに使用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること

[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ,はれ
その他:刺激感,化膿

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること。

[症状の名称:症状]
ショック(アナフィラキシー):使用後すぐに,皮膚のかゆみ,じんましん,声のかすれ,くしゃみ,のどのかゆみ,息苦しさ,動悸,意識の混濁等があらわれる。

(2)10日間位使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師又は登録販売者に相談すること