肝炎になる前に「脂肪肝」を改善する方法とは
健康診断で「脂肪肝」と診断されても「大したことない」と放っておく人は多いのでは? しかし、そんな脂肪肝が思いもよらぬ原因で肝炎に発展することがあるのです。そんな肝炎を避けるためにも、どうすれば脂肪肝を改善できるか、その具体的な方法を紹介しましょう。9月16日放送『みんなの家庭の医学』の「長引く不調を解消!3つの新事実SP」で紹介されていました。
目次
お酒を飲まない人の肝炎が増えている
肝炎といえばお酒の飲みすぎ…というイメージがありますが、近年はお酒を飲まない人の脂肪肝も肝炎になることが判明。その数もアルコール性の肝炎と並ぶほどの数になってきました。
脂肪肝から肝炎を発症する意外な原因にはいくつかあります。その代表的なものが「歯周病」です。歯周病菌は歯周ポケットから血管に侵入して肝臓まで到達します。すると肝臓が刺激物質を分泌して菌の退治を開始。脂肪肝になった肝臓が刺激物質に過剰反応して、肝炎へと進行してしまうのです。
肝炎の原因には「腸内細菌」もあります。腸内の悪玉菌が増えると、悪玉菌が腸の壁を通過して血液中に混入。肝臓に到達して、肝炎を引き起こします。
また、肝臓の悪化につながる原因に「いびき」があります。睡眠時無呼吸症候群で呼吸がうまくできないと、血液中の二酸化炭層が増加。すると、肝臓を硬くする作用を持つレプチンが分泌されて肝臓を悪くしてしまうのです。
脂肪肝が悪化する前に改善する方法
このようにさまざまな原因によって悪化してしまう脂肪肝。どうすれば脂肪肝を改善することができるのでしょうか?
じつは肝臓にたまっている脂肪は、皮下脂肪と比べてたまりやすいながら落としやすくもあります。ちょっとした生活習慣を見直すことで、脂肪肝は比較的容易に改善することができるのです。
そこでオススメの改善法が「階段を見たら肝臓の薬と思え」というもの。日常生活で階段を見かけたら、エスカレーターを使わずに階段を上るようにするのです。
脂肪肝を改善するためには、基本は食べ過ぎないこと。そこに軽い運動をすることが大切です。これを続けることで、脂肪肝は比較的簡単に改善することができます。
■9月16日放送『みんなの家庭の医学』
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