1回30分かける歯磨きで免疫力がアップする
俳優・神保悟志さんの若さの秘密はなんと「歯磨き」です。ある方法で歯磨きすることによって、免疫力がアップして若さを保てるのだとか。その驚きの磨き方を紹介しましょう。11月4日放送『人生が変わる1分間の深イイ話』の「芸能人が実践する簡単!若返り美容法スペシャル」で紹介されていました。
目次
1回30分かける神保式歯磨き法とは
1962年生まれの神保さんは20歳から俳優養成所に通いながら、アルバイトで食いつなぐ役者の卵でした。6年後、芽が出ぬまま26歳、行き詰ったある日、神保さんは「役者は常に見られる商売。歯だけでもいれいにしておこう」と思いました。
じつは、役者に憧れ18歳で上京。両親には言い出せず、歯科技術専門学校に通うという約束で東京に来ていたのです。そのため、歯科技工士の国家資格を持っています。そこで、学生時代のつてをたどって、当時まだ珍しかった「予防歯科」を紹介してもらいました。このとき知り合ったのが、プラスデントクリニック・山内丈院長です。
さっそく神保さんが歯磨きの方法を見せると、それまでの歯磨きを全否定。超ソフトタッチのブラッシング法を教わりました。以降24年間、このクリニックに通い続け、独自の歯磨き法を開発したのです。それが「1回30分かける神保式歯磨き法」。じつはこれが、若い肉体を維持できている秘密なのです。
「歯ブラシ」は、ヘッドの小さいものを選びます。「歯磨き粉」の量はごく少量でOKです。「ブラッシング」は、歯ブラシの橋を親指と人差し指の2歩で持って、細かくやさしく磨きます。歯1本につき1分が目安。成人の歯は28本ですから28分、あとは左右の噛みあわせを1分ずつで、合計30分です。
免疫力がアップして体がさび付かない
なぜ、この歯磨き法が若さを保てるのでしょうか? 1本1本ていねいに磨くことでによって唾液の分泌が促されるため、内臓の強化につながるのです。さらに歯茎や口腔粘膜の毛細血管の循環がよくなることで、成人病の予防にもなります。結果的に免疫力がアップして、体がさび付きません。これが若くいられる秘密なのです。
具体的な方法を紹介しましょう。子ども用の歯ブラシを用意して、その一番後ろを指2本で持ちます。前歯は歯ブラシを横にして、2本分を横に動かして磨きます。桃の皮がむけない程度の弱い力で行います。歯の裏側は歯ブラシをタテにします。
ポイントは左右の両手を使うこと。脳の活性化につながって、ボケ防止にも役立ちます。ストレッチをしながらとか、バランスボールに乗りながらなどすれば、30分はすぐに経過するでしょう。
乳酸菌が免疫力がアップして腸炎予防
腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らすことで、健康の維持・増進に効果があると知られている「乳酸菌」。最近では、乳酸菌が体の防御機能である免疫力を高めて、大腸炎を防ぐ効果があることがわかってきました。
乳酸菌は、発酵によって糖類から乳酸を作る細菌の総称です。腸の中に住みついているものや、ヨーグルトや漬物など発酵食品を食べることで体内に摂取されるものがあります。
産業技術総合研究所とキッコーマンは、乳酸菌が全身の免疫力の調整に大きな影響を及ぼす腸管の特殊な免疫力を高める新しいメカニズムを発見しました。乳酸菌はほかの細菌に比べて多量の「二重鎖RNA」を持っています。この「二重鎖RNA」が小腸の樹状細胞を活性化すると、ウイルスを攻撃する働きを持ったインターフェロンβがたくさん作られるようになることを、突き止めたのです。
乳酸菌は数百種類あるとされますが、約7割は多量のインターフェロンβを作らせる性質を持っているとのこと。2本鎖RNAを多く含む「KK221」という乳酸菌をネズミに飲ませ、潰瘍性大腸炎をおこす薬剤を注射したところ、下痢などの症状が大幅に抑制されることがわかりました。
高齢化が進み腸炎など炎症性疾患が急増すると予想されます。今後、腸管の免疫の働きを高める乳酸菌を含む機能性食品の開発が進み、予防医学の分野での活用が期待されます。
誰でも簡単にできる免疫力チェック
ここで、誰でも簡単にできる免疫力チェックを紹介しましょう。「15」の質問の合計得点で、いまの免疫力がわかります。点数が「1点」の質問が9つと、「2点」の質問が3つ、「3点」の質問が3つです。
■免疫力チェック
- イライラしやすい(1)
- よく眠れない(1)
- ストレスが多い(1)
- 冷え症である(1)
- 肩こりや腰痛がある(1)
- むくみやすい(1)
- 風邪をひきやすい(1)
- 風邪をひくと重症化しやすい(1)
- 人ごみだと体調を壊しやすい(1)
- 疲れやすい(2)
- 体力が落ちたと感じる(2)
- 何をやるのもおっくう(2)
- 食欲がない(3)
- 便秘がちor下痢がち(3)
- お腹が張る(3)
※カッコ内は各質問の点数
合計点が高いほど、免疫力が弱っていることになります。「7点以下」なら「問題なし」。「8点以上」で「黄色信号」です。黄色信号は免疫力が回復する力は十分にありますが、潜在的な危険が潜んでいます。
さらに「16点以上」になると「赤信号」。こうなると、いつ感染症にかかってもおかしくない状態です。
ちなみに、街角で「免疫力チェック」をしたところ、100人中「37人」もが黄色信号。赤信号の人も「2人」います。すなわち、39%が免疫力が低下していました。
日光浴はむしろ免疫力を低下させる
健康のために日光浴をする…そんな人も多いのでは? しかし実際には、日光浴は免疫力を低下させるというのです。
日光の中の紫外線が、健康に害を与える研究がさまざま報告されています。紫外線といえば、肌に対する影響がすぐ頭に浮かぶはず。しみ・しわの原因になるだけでなく、皮膚の老化を進め、皮膚がんの発症因子になると指摘されています。
老化が原因とされてきた白内障の多くが、紫外線によるものであることもわかってきています。これは、目のレンズの役割を果たす水晶体の主成分であるたんぱく質が、紫外線によって変質。弾力性や透明性が低下して、白内障が引き起こされるのです。
そして、見逃せないのが免疫力への影響です。皮膚の表面にはある「ランゲルハンス細胞」は、異物の進入をいち早くリンパ球に伝える免疫の要。しかし、このランゲルハンス細胞は紫外線にたいへん弱いため、紫外線を浴びると機能が低下するのです。
こうなると、最近やウイルスなどの異物が皮膚から侵入しても、その警告が発生されないということ。免疫機能が働きにくくなり、感染の危険性が高まります。1日のうちで11~14時までがもっとも紫外線が強い時間帯です。外出するときには、サングラスや帽子、日傘、羽織物などで、紫外線から肌を守りましょう。
■11月4日放送『人生が変わる1分間の深イイ話』
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