ダイエットによる覚醒ホルモンが不眠の原因
じつは「睡眠」と「体重」のあいだには驚きの関係があったのです。無理なダイエットが不眠を引き起こしていたのです。9月2日放送『主治医が見つかる診療所』の「ぐっすり寝て不調撃退&肥満予防!睡眠ホルモンの出し方」で紹介されていました。
不眠の原因の1つが「無理なダイエット」。無理なダイエットをすると、睡眠を妨げるホルモンが出てしまうのです。それはいわば「覚醒ホルモン」。呼んで字のごとく覚醒させるホルモン、つまり目が冴える物質です。それが「オレキシン」です。
この覚醒ホルモンは、体が緊急事態になると分泌され、目を冴えさせるホルモン。その昔、人類が狩猟生活をしていたころ、お腹がすくのは命に関わる緊急事態です。そこで、空腹時に覚醒ホルモンが分泌させて目を冴えさせ、人を狩に向かわせたのです。
無理なダイエットをして寝る前に空腹感を覚えると、その結果として目が冴えてしまい睡眠不足に陥るのです。逆にきちんと3食を食べてきちんと寝ると、自然に体重は減っていきます。きちんと食べて快眠すれば、無理なダイエットをしなくても健康的にやせることができるのです。
睡眠というのは人間の食欲と深い関係があるもの。しっかり睡眠をとっていると、意外と食欲は抑えられます。きちんと3回バランスよく食べて正しく眠る…これが自然と体重が落ちるコツなのです。無理なことをする必要はまったくありません。
それでは、眠る前のアルコールはどうでしょう? 適量のアルコールはもちろんよいのですが、眠りたいから飲むアルコールはよくありません。その場合、だんだんと量が増えていってしまい、結果的に依存症に陥る可能性があるからです。眠るためのアルコールだけは絶対に避けてください。
■9月2日放送『主治医が見つかる診療所』
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