便秘でおならが増えても我慢したらNGな理由
便秘になるとおならが増えて、しかも臭くなります。その原因は腸内環境が悪玉菌優位の環境になっているため。しかし、だからといっておならを我慢するのはNGです。腸内のガスは毛細血管から吸収されて、全身に回ったのちに最終的に呼気として排出されてしまうからです。
目次
便秘のおならは臭くなりがち
そもそもおならの元は2つの気体が混じったものです。1つは呼吸時や飲食物を摂取したときに口や鼻を通して飲み込んだ空気、もう1つは腸内で腸内細菌が食べ物を消化・吸収する過程で生成されるガスになります。
このうち、口や鼻から吸い込んだ空気は無臭。すなわち、おならが臭い原因は腸内細菌が生成するガスにあるのです。
じつはこの腸内のガス、誰でも日々1リットルほど発生しているのだとか。善玉菌が優位の環境ならとくに臭いはなく問題はありません。
しかし、悪玉菌が優位の環境だとガスの中に有害物質が含まれるため、臭いがきつくなってしまいます。そもそも便秘は腸内環境が悪化が原因。悪玉菌が優位の環境のため、おならが臭くなりがちです。
便秘のおならを我慢してはNG
しかも、おならは排便時に便とともに排出され、残りはおならとなるもの。しかし、便秘の人は排便回数が少ないために、おならがお腹にたまりやすくなるのです。
ここで注意したいのは、便秘でおならが増えて臭くなったとしても、我慢してはいけないということ。おならを我慢すると、ガスは毛細血管から吸収されて全身に回って、最終的には呼気として排出されます。
結果的に有害物質が全員をめぐるわけですから、体によいワケがありません。便秘になると肌の調子が悪くなるのも、血液に溶け込んだ有害物質が影響を及ぼしている証拠です。
これが便秘でおならが増えても我慢してはNGな理由。むしろ便秘のときこそ、おならは下から出したほうがよいのです。
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