EMSで脂肪が楽して落とせるメカニズムとは?
「EMS」で脂肪が楽して落とせる機器が話題になっています。EMSとは「Electrical Muscle Stimulation」の略。「骨格筋電気刺激」と訳されるものです。筋肉に電気刺激を与えるだけで、なぜ脂肪が落とせるのか不思議なところ。EMSが脂肪を落とすメカニズムを見ていきましょう。
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EMSによる筋肥大で脂肪が落とせる
人が筋肉を動かすときは脳から運動神経というところに電流が流れ、さらに運動神経から筋肉に電流が流れて筋肉は動きます。この原理を応用して、外から皮膚の表面に電流を流してダイレクトに筋肉を刺激するのがEMSです。
すなわち、皮膚表面から筋肉に直接アプローチするのがEMSになります。いわば効率的に筋肥大をおこせるわけです。ただし、EMSで落としたいのは脂肪のはず。なぜEMSで筋肥大をおこすと脂肪が落とせるのでしょう?
脂肪は人間の燃料タンクのようなもの。摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、どんどん蓄積されます。しかし、消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、今度は脂肪をエネルギー源として消費。どんどん落とすことができるのです。
EMS基礎代謝アップで脂肪が落ちる
人間は運動をしていなくても、心臓や胃、腸、肝臓、さらには脳などの臓器は動き続けています。収縮や弛緩を繰り返す筋肉も例外ではありません。この基礎代謝は、人間の1日のエネルギー消費量全体のじつに70%にも及ぶのです。
エネルギー消費にはこのほか、食事をするだけで消費されるエネルギー量が10%ほど。逆算すると、運動や仕事で消費しているエネルギーは20%ほどしかありません。脂肪を落とすのには、基礎代謝を上げて消費カロリーを増やしたほうが効率的です。
そして、基礎代謝の目安となるのは筋肉量です。EMSは筋肥大を促すために筋肉量が増加して基礎代謝が大きくアップ。消費カロリーが摂取カロリーを上回って脂肪をどんどん落とすことができるのです。
EMSに加えて脂肪を揉むと効果的
このEMSによる脂肪を落とす効果を最大化するのが「ボディカル」。部分痩せ対応のEMSマシンです。ローラー型EMSマシンのため、パッドタイプとは違って筋肉と脂肪にピンポイントにアプローチします。
じつは、脂肪を落とすには揉むことが大切です。脂肪を落とすには脂肪を燃焼させる必要があります。そのためには、脂肪細胞に溜まっていた中性脂肪が分解され、遊離脂肪酸として血中に放出される必要があるのです。
このため、脂肪を落とすのに有効とされるのが揉むこと。体を揉む刺激によって、揉んだ部分の脂肪細胞内の中性脂肪が遊離脂肪酸に分解されやすくなります。
とはいえ、皮下脂肪を落とすには揉むだけでは劇的な効果は望めません。単に、脂肪が移動して終わってしまいます。ここでボディカルは揉むことに加えて、EMSによる筋肥大で基礎代謝をアップ。脂肪がどんどん燃焼していくわけです。