体幹を鍛えるときに意識すべき関節はどこだ?
筋肉は関節を動かすためのもの。それでは、体幹を鍛えるときにはどの関節を意識すべきなのでしょうか? それは体の大黒柱である脊柱と、その土台となる骨盤、さらに肩関節と股関節です。体幹を鍛えることでこれらの関節が効果的に動くと、上半身と下半身の連動が生まれるのです。
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体幹を鍛えるときは脊柱と骨盤を意識
体幹を鍛えることがスポーツで注目されているのは、上半身と下半身の連動が大きな力を生むからです。たとえば、どんなホームランバッターも椅子に座って打ったら、思うようにボールは飛びません。
この上半身と下半身の連動のカギとなるのが、体の軸となる脊柱と骨盤です。これらの関節がスムーズに力強く動かないと、スポーツのパフォーマンスは向上しないのは容易に想像できます。
このため、体幹を鍛える上で意識すべき関節は脊柱と骨盤。とくに、脊柱と骨盤をつないでいる仙腸関節は、体の免震構造と呼ばれるほど複雑な動きをする関節です。
体幹を鍛えるときは2つ球関節も大切
体幹を鍛えるときには、2つの大きな球関節である肩関節と股関節も意識することも大切にあります。スムーズな上半身と下半身の連動には、この2つの関節の可動域が広いことが重要です。
体幹の2つの球関節の可動域が狭くなると、肩が上がらないなどの症状が出てきて、体への負担が大きくなります。体幹を鍛えるときに球関節をあらゆる角度に動かせるようにすることは、腰痛や肩こりの予防にもなるのです。
このように、体幹を鍛えるときに意識すべき関節は4つ。下半身の動きを股関節から骨盤、脊柱、肩関節と連動させることで、パワーを集約するのです。関節の連動を意識しながら体幹を鍛えるようにしましょう。