電気ショックで実験!!愛は痛みを超越する?
「愛はあらゆる試練を乗り越える」…これは本当なのでしょうか? そこで「愛は痛みを越える」かどうかの実験とその結果を見てみましょう。2月12日放送『最新脳科学ミステリー“人間とはなんだ…!?”』で紹介されていました。
実験するのは、交際1年目のカップルと結婚4年目、10年目、16年目のご夫婦。2人で過ごしてきた期間が違うカップル4組です。
実験はまず、女性の足に痛みを感じる電極を付けて軽い電気ショックを与えます。そして、1人でいるときとパートナーが手をつないでいるときで、脳内の血流の動きを「fMRI」で撮影します。すると、愛する人が手を握っているだけで痛みを感じなることがあるというのです。
実験後に感想を聞くと「痛みの度合いが違う」とのこと。1人のときはピリッとした感じだったものが、2人の場合は「あ、来たな」くらいだっとか。そして、脳の反応もそれを裏付けます。
1人の場合はストレスや脅威に反応する「視床下部」が強く働いているのに対して、パートナーに手を握っている場合は視床下部が働いていません。さらに、痛みを反応する「島皮質」という部分もパートナーが手を握っている場合は働いていないことがわかりました。
このように、愛する人が手を握ることで、ストレスが軽減され痛みを感じなかったのです。愛のパワーがストレスや痛みをやわらげてくれたというわけ。人はストレスにさらされると、あらゆる病気にかかりやすくなります。つまりよい恋愛は、健康にもつながるのです。