血管を広げるものすべてが「偏頭痛」の原因
頭痛は、そのタイプによって対処法が異なります。ズキズキと強い痛みがおこる「偏頭痛」はどんな原因で発生して、どう対処すればよいのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。11月17日放送『駆け込みドクター!』の「頭痛の悩みを解決SP」で紹介されていました。
目次
偏頭痛の原因は頭の血管の拡張
偏頭痛の特徴としては、頭の片側か両側がズキンズキンと脈打つように傷むこと。人によっては表現がさまざまなため、「突き刺すような」とか「締め付けるような」という説明になるわけです。
原因は、頭の血管が何らかの刺激で拡張して炎症をおこすことです。そもそも偏頭痛は、頭の血管が何らかの原因で拡張し、神経を刺激することでおこるといわれています。
血管を拡張させる要因はさまざまです。天気の悪い日に痛くなる人などの場合は、低気圧が近づいていると「気圧の変化」を脳が感知して、血管が拡張しています。
偏頭痛の人は「空腹」も危険。何らかのきっかけがあって、それがストレスとなって偏頭痛はおこるもの。ごはんが食べられないというのは、人間にとっては大きなストレスなのです。食べられなかったら餓死してしまいますから、死んでしまうという危険性を感知して、血管が広がっていることもあります。
温度差や寝過ぎも偏頭痛の原因
「温度差」「人ごみ」「寝過ぎ」なども原因のひとつ。人ごみなどはわかりやすい例ですが、あきらかにストレスになるもの。これで血管が拡張してしまうわけです。
「寝過ぎ」については、寝過ぎると寝ているあいだに血液中に二酸化炭素が蓄積してくることが原因。血液中の二酸化炭素の濃度が高くなると、血管は広がる方向に傾くため、頭痛が出やすくなるというわけです。
ふだん寝不足の人が長時間、寝るのは極端に血管を広げることになります。「寝だめする」などはもってのほかです。寒い季節は「温度差」にも要注意。暖かい部屋に急に入ると、血管が拡張するためです。
このほか「ストレス」「過度の飲酒」「まぶしい光」「騒音」などがあります。まさに、偏頭痛の原因は人それぞれ。原因となる生活習慣を改善することが、回復への近道といえるでしょう。
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