診察の仕方でわかる「よい医者」の見分け方
体を触ろうとしてない医者はトラブルをおこしやすいとか。逆に、患者が「ここが痛い」「あそこがおかしい」といったときに、見せてくださいとすぐに触る先生は絶対によい医者といいます。10月23日放送『ホンマでっか!?TV』の「知っておきたい病気の裏表SP」で紹介されていました。
患者の話を自分の医学知識に当てはめることが精一杯になってしまうと、頭の中でパズルをしているだけとなり、患者の体を触ることまで頭が行かないのです。しかも、そんな医者が今は激増しているといいます。
患者からの視点でも、たくさん質問されたりして医者に関心を持ってもらうことが、安心感につながることもあります。患者さんの話を理解しようとする人、それこそが「よい医者」といえるかもしれません。
逆に、患者の話を聞いてすぐに自分の医学知識に当てはめ、「あ~こうですよ」とすぐに病名をいう医者は、患者の話をまったく聞いていないのです。いわば患者の話の中から自分の知識にリンクを張って「あ~こういう病気か」と、早く済ませたいと思っているからです。
ところで、手術の際、腎臓など左右のある臓器は注意が必要です。腎臓の手術でがんのあるほうを摘出しようとして、異常のないほうを取ってしまったという例もあります。この例の場合は、左右取り違えのないようにするための手術箇所のマーキングのし忘れが原因でした。
さらにこの例の場合、手術直前に看護師が逆ではないかという指摘をしたのですが、CT画像を見た医師は間違いないと確認までしていたとか。じつはこれ、CT画像が裏返しになっていたのでした。
こういった左右の摂り違いは、患者の立場からすると非常に恐ろしいこと。これを回避するために間違われないする方法は、身振り手振りを使ってコミュニケーションをとることです。「手術する場所はここですか」などと身振りとともに説明を聞くことで、医者にも強い印象が残ってミスが防げます。もちろん、手術直前や手術中は無理ですが、手術前日や手術前の最後の診察のときなどに、しっかりコミュニケーションをとることが大切です。
■10月23日放送『ホンマでっか!?TV』
【知っておきたい病気の裏表SP】
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