コラーゲンが肌をツルツルにするメカニズム
コラーゲンを食べても翌日肌がツルツルになることはありません。ということは、コラーゲンを摂ることに意味はないのでしょうか? 1日では効果は出ませんが、長く摂り続けることで効果が現れます。8月20日放送の『カスペ!』では「間違いだらけの健康ジョーシキ」を特集していました。
目次
老化でなくなるコラーゲンは10%
そもそも「コラーゲン」とは何でしょうか? まずコラーゲンは皮膚だけでなく、髪や骨、筋肉や内臓、血管、関節などさまざまなものに含まれています。そして、コラーゲンは年齢を重ねるとすごく減って、ハリがなくなったりシワができると考えれらていますが、じつは老化によってなくなるのは10%程度です。
実際は、コラーゲンは歳をとるとともに「元気がなくなっていく」もの。要は「劣化」していくのです。それでは、コラーゲンは摂っても意味がないのでしょうか?
じつはコラーゲンそのものは食べてそのまま皮膚に行くのではなく、アミノ酸の状態を経てコラーゲンに作用します。アミノ酸はダメージを受けたコラーゲン繊維を元気にしたりする、繊維芽細胞を刺激。この繊維芽細胞というのは年齢とともに数が減るだけでなく、活動を怠けるようになります。この繊維芽細胞を叱咤激励するのがアミノ酸なのです。
残りの90%をケアすることが肝心
単純化すると、コラーゲンを摂るとアミノ酸に変わり、それが繊維芽細胞を刺激して肌がツルツルになるという…というメカニズムです。1日では効果は出ませんが、長く取り続けることで効果が現れます。
このコラーゲンは増やすことはできないのでしょうか? 年齢によって減っていく10%のコラーゲンは増やすことはできません。そして、残りの90%もどんどん質が悪くなっています。このため、この質が悪くならないようにきちんとケアすることが肝心なのです。
コラーゲンを摂るという行為も、増やすのではなくケアとして考えるべきでしょう。コラーゲンの摂取量の目安は1日あたり5,000mgくらい。コラーゲンはビタミンCと一緒に摂ると、効率がよいといわれています。実際は通常の食事にもコラーゲンはかなり入っているものです。
■8月20日放送『カスペ!』
【間違いだらけの健康ジョーシキ】
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コラーゲンを食べても翌朝に効果は出ない
コラーゲンは1週おきに摂るのが効果的
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