石鹸で手洗いすると逆に食中毒菌が増える!?
食中毒防止のためにやっている手洗い、じつは逆に食中毒菌を増やす結果になる場合があるのです。石鹸で手を洗うと、逆に食中毒菌が増えてしまうこともあるとか。6月12日放送『ためしてガッテン』の「こんなのアリ!?食中毒 信じられない新常識!」特集で紹介されました。
石鹸で汚れの下の菌が出てくる危険性
消毒した指にトイレットペーパーを30回グルグル巻にして大腸菌に触れる実験を行ったところ、なんと大腸菌は指に付いていたのです。すなわち、トイレのあとの手洗いは必須ということでしょう。
その手洗いにも注意が必要です。石鹸で手を洗うと、逆に食中毒菌が増えてしまうこともあるとか。石鹸で汚れを落とすと、汚れの下にあった菌が出てくる危険性があります。中途半端な洗い方だと、逆に病気の原因になってしまうのです。
とくに手のひらにあるシワやくぼみに要注意。こういった場所に菌が潜んでいることが多いのですが、十分に泡立てずに石鹸で手洗いをした場合、シワやくぼみにいた菌を引きずり出して広げてしまうことになるのです。
それでは、どれくらい石鹸は泡立てればよいのでしょう? アメリカ疾病予防管理センターのホームページによると、なんと『ハッピーバースデー』の歌2回分の時間、手洗いをするのが最善策とか。最低でも20秒間は手洗いすることが推奨されています。
■6月12日放送『ためしてガッテン』
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