警察用語で「うかんむり」は何の犯罪を意味する?
警察無線や警察官同士の会話で使われる「警察用語」は、あえて一般人が理解できないようにした警察業界用語。プライバシーに関わる内容を話さざるをえないことが多いため、警察用語を使うことで秘匿性を高めるわけです。そこで、犯罪に関わる警察用語を集めました。警察用語で「うかんむり」は何の犯罪を意味するのでしょう。
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警察用語は時代とともに変化もする
外部に秘密が漏れないようにするために使われる警察用語は数が多く、各都道府県警察ごとに独自の警察用語があったりします。さらには、時代とともに変化もしていく警察用語もあるのです。
映画やドラマなどでおなじみの拳銃を表す“チャカ”という警察用語は、現在では「腰道具」と呼ぶのが一般的といいます。世間一般に広く知られてしまったために、隠語の意味がなくなってしまったわけです。
さっそく、警視庁で使われている犯罪に関する警察用語の数々を見ていきましょう。まずは文字に由来する警察用語には「うかんむり」があります。これは窃盗・空き巣といった犯罪のことで「窃」の字が由来です。
警察用語で「のび」は泥棒を意味する
同じような犯罪を意味する警察用語では「ごんべん」が詐欺事件、「にんべん」が偽造事件、「さんずい」が汚職事件となります。強盗や強姦など「強」がつく犯罪は警察用語で「ゆみへん」です。また、横領事件は「よこ」と呼ばれます。
「ひっかけ」は、犯罪の特徴に由来する警察用語。合鍵やピックなど解錠工具のことです。「ひっかけ泥棒」のように使われます。万引き常習犯は「かいもの師」といった具合です。
犯罪を意味する警察用語で「のび」は泥棒を意味します。ちょっと変わり種で「忍び」が由来です。ダフ屋のことは「プー屋」。切符屋の「プ」が強調された形になっています。警察用語で「ラジオ」は無銭飲食のこと。無銭と無線をかけているわけです。