虚血性大腸炎の原因は便秘!突然の腹痛と血便
血便の原因は虚血性大腸炎かもしれません。虚血性大腸炎のおもな症状は、突然の腹痛と血便だからです。しかも、虚血性大腸炎になる原因は便秘。とくに下痢と便秘を繰り返す人は要注意なのでした。虚血性大腸炎の原因と症状について詳しく見ていきましょう。
目次
虚血性大腸炎は中高年に多いのが特徴
虚血性大腸炎とは、大腸に届く血液の流れが悪くなことでおこる病気。それが原因で、腸の粘膜に炎症がおきたり潰瘍ができたりします。お腹の左側にある下行結腸やS状結腸などでおきやすいのが特徴です。
虚血性大腸炎の症状としては突然の腹痛と血便、下痢。まれに嘔吐や発熱があります。血便の出血は、炎症などをおこした大腸の粘膜の表面からのものです。
虚血性大腸炎の患者は、中高年に多いのが特徴。ただし、下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群や喫煙習慣がある人は、若くても虚血性大腸炎を発症するリスクが高いといわれています。
虚血性大腸炎の治療は腸を休めること
虚血性大腸炎の原因の1つが便秘。便秘で便やガスが大腸に溜まると、腸が圧迫されて膨らみます。すると腸の血管も広げられて、血流が悪くなってしまうのです。虚血性大腸炎の原因には、血液の流れを悪くする動脈硬化あります。
虚血性大腸炎の治療は、とにかく腸を休めること。症状が重い場合は入院して絶食。数日間、点滴で過ごすことになります。
なお、腸が狭くなる場合は風船を入れて広げるという治療を施すケースもあります。また、腸の壁が壊死してしまう場合がまれにあり、そのときは手術をするほかありません。
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