鼻風邪が1か月続くのは鼻茸が原因かもしれない
鼻茸は、患者数が推定100万人ともいわれる急増中の病気。鼻茸の症状は、風邪や花粉症とは関係ない鼻づまりです。鼻茸の見分けるポイントから実際の治療方法まで、詳しく見てみましょう。原因不明の鼻風邪が1か月続くのは鼻茸が原因かもしれないのでした。
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鼻風邪は鼻茸が原因かもしれない
鼻茸の症状は、鼻水や鼻づまりのほかにもいろいろ。1つには、頭痛があります。副鼻腔が詰まってしまうことでおでこに空気が入らず、頭が痛くなるのです。勉強していても集中できなかったり、下を向いていると頭が重かったりしたら要注意です。
鼻茸の症状には、嗅覚が弱くなるというものがあらいますが、徐々に現れるものなのでなかなか気づきません。気になったら、家にある醤油やにんにく、コーヒーなど、においが強いもので嗅覚を確認します。これらのにおいがわからないとなると、何か問題があるはずです。
また、通常の鼻風邪は一週間ほどで治ります。鼻風邪が1か月続いたら、鼻茸が原因かもしれません。病院で血液検査を行えば、好酸球が多いかどうかで判別可能。診察をすれば、鼻茸があるかもすぐに診断されます。
鼻風邪が1か月続く場合には検査
なお、実際に副鼻腔に鼻茸が見つかって切除するとなっても、痛みはそんなにありません。麻酔を使うことにはなりますが、鼻茸の手術は30分ほどで終了します。
鼻茸の自覚症状が出るには、なんと2~3年もかかるとか。がんのように日々進行していくというより、風邪をひいたりなど何かの刺激を受けたときにフッと大きくなるものです。
このため、小さいままとどまる人もいれば、ある日大きくなる人もいます。いずれにしても、鼻風邪が1か月続く場合には、耳鼻咽喉科で検査をするようにしましょう。鼻風邪の原因が鼻茸である可能性があります。