ほくろと癌の見分け方は左右対称になるかどうか
気づかないうちにできたほくろを見つけると、もしかして癌かもと心配になる人が多いはず。皮膚にできるほくろやしみのような癌は、メラノーマや悪性黒色腫と呼ばれる皮膚癌。死亡率が高いことが知られています。そこで、ほくろと癌を簡単な見分け方を紹介しましょう。
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ほくろと癌のもっとも簡単な見分け方
ほくろと癌のもっとも簡単な見分け方は、ある一本の線を引いて左右対称になるかどうかです。左右対称ならほくろで間違いありません。癌の場合、悪性の細胞があちこちででたらめに増殖するため、対称性がなくデタラメな形になるのです。
ほくろと癌の見分け方として、それが広がっているかどうかです。皮膚癌は成人になってできて、しかも広がるという特徴があります。ほくろのはふくらんだりすることはあっても、どんどん広がることはありません。
ほくろと癌の見分け方に色もあります。ほくろは色にムラがなくて均一です。しかし、皮膚がんは色の染み出しがあったり濃淡があります。これもやはり、でたらめに増殖する悪性の細胞が原因です。
ほくろと癌の見分け方は皮膚の凹凸
ほくろと癌の見分け方で判断つかないときは、病院でダーモスコピーという機器で検査をします。ダーモスコピーは、皮膚科で使用する特殊な拡大鏡。ダーモスコピーによる診断は痛みもなく、瞬時に悪性かどうか判断可能。診断には保険が適用され、自己負担額は数百円程度です。
ダーモスコピーでのほくろと癌の見分け方は、皮膚表面の凹凸のどちらが黒ずんでいるか。癌は皮膚の表面にある凸部が黒くなるのです。ほくろなら凹部が黒くなっています。
とはいえ、皮膚癌は10万人に1~2人の確率でしか発生しません。多くの場合はほくろであることが実状です。なお、ダーモスコピー検査を行っていない皮膚科もあるので、受診するときにはあらかじめ確認してください。