体が固い人はほかの人よりと疲れやすかった!?
私たちが日常生活で立ち上がったり歩いたりするとき、常にお尻やももなどさまざまな筋肉を収縮させています。その筋肉と反対の働きをする筋肉が固いと、余分に大きな力を出さなければなりません。つまり体が固いと、ほかの人よりも疲れやすいのです。
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体が固いと疲労しやすくなる
椅子から立ち上がるとき、ももの前部にある大腿四頭筋という筋肉が収縮してひざを伸ばします。このとき、ももの裏にあるひざを曲げる働きをするハムストリングスが柔らかければ、大腿四頭筋は必要最小限の力でひざを伸ばすことができます。
しかし、ハムストリングスが固いと、大腿四頭筋とハムストリングスが綱引きのように力を出し合ってしまうことに…。大腿四頭筋は余分な力を発揮しなければ、ひざを伸ばすことができません。
このように体が固いと、日常生活でものを拾ったり床に座ったりといった、さまざまな場面で余分な力を使わなければならないということ。そのぶん疲労しやすくなるのです。
体が固いとスポーツでは不利
腕や足などを大きく動かすスポーツにおいては、その影響は致命的。体が固いとスポーツでは疲れやすくなり、圧倒的に不利なのです。
逆に、柔軟性が高いとケガをしにくいくなります。固い木よりもよくしなる竹のほうが折れにくいように、柔軟性が高い筋肉や腱は、強い力が加わって引き伸ばされても損傷しにくいというわけです。
だからこそ、疲労の予防にはストレッチがおすすめ。体が固い人はもちろんのこと、普通の人でもストレッチで柔軟性が高まれば、無駄なエネルギーを使わなくてよくなるからです。
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