アスタキサンチン効果!鮭はレモン汁で食べる
アスタキサンチンは、鮭のオレンジ色に含まれる色素成分。天然色素成分であるカロテノイドでも高い抗酸化の効果で知られています。何十キロも川を遡上する鮭のスタミナを支えているのがアスタキサンチン。そして、鮭を食べるときはレモン汁で食べると効果が倍増します。
目次
アスタキサンチンの効果とは
動物実験によると、アスタキサンチンを与えたマウスは、そうでないマウスに比べて運動能力が持続することがわかりました。運動のエネルギーはまず筋肉内のグリコーゲンが使われます。グリコーゲンがなくなり始めると、脂肪が使われるというメカニズムです。
ここでアスタキサンチンを与えられたマウスは、脂肪の利用率が高まることでグリコーゲンの使用量を抑えていたのです。これによって、運動能力が長続きしたと考えられます。
運動時における脂肪の利用率を高めるということは、体脂肪を減量する効果が期待できるということ。ダイエットに応用できるかもしれません。
アスタキサンチンを効果的に摂取
アスタキサンチンの摂取量の目安は1日1~10mgです。鮭の切り身一切れには、アスタキサンチンが1mg含まれています。鮭以外にもマス、鯛の皮、エビやカニの殻、鮭や鱒の卵など、赤い入りをした魚介類にアスタキサンチンは多く含まれるものです。
また、アスタキサンチンは加熱しても赤いのが特徴。同じ赤色でも、マグロやカツオは加熱すると白っぽくなるため、その色はアスタキサンチンによるものではありません。
アスタキサンチンなどのカロテノイドは、体内で酸化促進物質に電子を与えることで抗酸化作用を発揮します。そのとき自らが酸化するわけですが、ビタミンCなどの水溶性の抗酸化物質と一緒に摂ることで、再生されるのです。
このため、鮭などでアスタキサンチンを摂取するときは、ビタミンCを含むレモンの絞り汁や大根おろしを添えるのが効果的。サプリメントで摂る場合も、ビタミンCと一緒に摂ると効率がよいでしょう。
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