「コバE・300」の効果・効能と用法・分量

ビタミンEは，小麦胚芽，大豆，ホウレン草，牛乳，レバーなどに多く含まれていますが，ビタミンEには，α・β・γ・δの4種類のトコフェロールがあります。どの種類でもビタミンEとしての抗酸化作用はありますが，生体内に入ったときに効力が違ってきます。生理的な作用（効力）が認められるのは，α型が最も強く，β・γ・δの順序に減少します。
ビタミンEには，天然（d体）と合成（dl体）の2つのタイプがあり，生理的な効力も違っています。
コバE・300は，生理的な効力の高いアルファ型の天然ビタミンE（d-α-トコフェロール）に，更年期における自律神経の乱れに改善効果のあるガンマ-オリザノールを配合した服用しやすい，小さなソフトカプセル剤です。

【作用・特長】
1．過酸化脂質（脂肪の酸化物）の増加を防ぎます。
ビタミンEは不飽和脂肪酸が体内で酸化されて，過酸化脂質になる過程で，酸化を抑えて，過酸化脂質のできるのを防ぎます。
2．全身の血液の流れをよくします。
血管は，年とともに少しずつ狭くなって，血液の循環が悪くなります。
細い毛細血管の働きをよくし，血液の循環をよくして，肩・首すじのこり，手足のしびれや冷えなど，末梢血行障害の症状をやわらげます。
3．更年期症状をやわらげます。
ビタミンEは，生殖腺や下垂体-副腎系の働きをよくし，ホルモンのバランスの乱れを整えます。
また，ガンマ-オリザノールは自律神経系の働きを調節している間脳に作用し，更年期にみられる自律神経機能の失調に伴う不快な症状をやわらげます。